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早期前立腺癌の根治的恥骨後式前立腺全摘除術 術式と実際とポイント  

大堀 理 編著/秦野 直 編著

定価(本体6,800円+税)   発行日:2005/11/20   ISBN:978-4-902380-15-6
A4判/136頁

 ・前立腺全摘除術の実際をstep by stepの写真とシェーマでページ上に再構成.
 ・手技の説明とポイントの解説で,手術の流れを紙面上で仮想体験できる.
 ・器具から適応,その他の注意点まで,前立腺全摘除術のすべてを丁寧に解説しています.

増刷予定なし(在庫切れ)です

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序文

 前立腺全摘除術の歴史は古く約1世紀近くにわたり,局所限局前立腺癌を長期間コントロールする効果的な方法として用いられてきた.
 手術はKuchlerにより1858年に紹介され,Youngにより開発,後にBeltにより会陰式アプローチが施行された.1940年代にMillinにより紹介された恥骨後式は急速に泌尿器科医の間に広まった.しかし,劇的に広まったのはWalshらが解剖学的恥骨後式全摘除術を紹介した1980年代からである.
 手術を行うことで得られる最も大きな利益は,癌が被膜内に限局していれば再発することなく長期に生きることができるという信頼の高さである.過去20年間の手術技術の改善の積み重ねにより,合併症は比較的少なくなってきている.しかし,いまだに最も大きな問題は出血であり,尿失禁であり,勃起不全である.現在では手術の他に外放射線療法,密封小線源療法,内分泌療法,待機療法,温熱療法,凍結療法など様々な選択肢がある.腫瘍内科医や放射線治療医が少ない中,あらゆることを泌尿器科医自身がやらなければならない場面が多い.しかし,当面手術がわれわれの最も大切な治療方法であることに変わりはない.前立腺癌の手術は摘出だけでなく,機能も考慮したものでなければならず,一つひとつの工夫の積み重ねが患者の生活の質を高めることにつながるであろう.
 本書が手術を始める研修医諸君,主治医初心者,また経験者にとっても一助になれば幸いである.

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目次

第1章 術前準備
 1.手術の適応
 2.病期診断
 3.手術の目標
 4.手術前の精査と準備
 5.手術室での直前準備
 6.使用すべき器械のリスト
 7.麻酔
 8.患者の体位

第2章 術式
 1.解剖
 2.皮膚切開
 3.骨盤内リンパ節郭清
 4.endopelvic fasciaの処理
 5.DVCの処理
 6.神経血管束の保存
 7.尿道の処理
 8.デノンビリエ筋膜の処理
 9.側茎の処理
 10.精嚢の処理
 11.膀胱頸部の処理
 12.膀胱尿道吻合
 13.ドレーン挿入と閉創

第3章 その他
 1.バルーンカテーテルはいつ抜くか?
 2.術中,術後の合併症
 3.外来でのフォロー
 4.疑問点
 5.神経移植
 6.手術説明
 7.推薦論文

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