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 Vol.2

甲状腺・副甲状腺超音波診断アトラス 新版

宮内 昭 監修/横澤 保 著/廣川 満良 著

定価(本体9,500円+税)   発行日:2007/04/30   ISBN:978-4-902380-28-6
A4判/256頁

・前版の「甲状腺・上皮小体超音波診断アトラス」を改訂・改題.全症例を一新し,「新版」としてリニューアルしました.
・甲状腺癌取扱い規約【第6版】に準拠し,甲状腺腫瘍の新・組織学的分類に沿って症例を紹介.
・エコー写真,割面像に加えて,組織診と細胞診の写真も掲載.各症例を画像診断の所見から徹底解説.

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序文

新版へのまえがき(抜粋)
 甲状腺疾患の病因究明に関する研究や治療法の改良は,この50年遅々として進んでいません.例えばバセドウ病や橋本病の原因はいまだに不明で,治療法にも大きな変化はみられません.
 しかしその一方で甲状腺疾患における画像検査の領域は,超音波だけでなく,CTなど他の検査もめざましい進歩をみせています.本書では,エコー検査の他の画像検査と比較してもより優れている方法はもちろんのこと,欠点についても記しました.
  エコー検査の利点は,病巣がどこで,そこで何が起こっているのかを,リアルタイムに描出してくれる点にあります.また患者さんにとって非常に安全な検査であることも忘れてはなりません.
 はじめに述べたように,甲状腺疾患の多くはその原因が現在も明らかになっていません.この本が,読んで下さる若い医師や技師の方々に甲状腺疾患の病因究明や治療法への新たな着想をもたらす種になることを心より期待しています.
 <以下略>

2007年4月 社会保険桜ヶ丘総合病院 横澤 保

新版によせて(抜粋)
 2004年にWHOによる甲状腺腫瘍の組織分類が16年ぶりに改訂された.それを受けて本邦でも甲状腺癌取扱い規約が改訂され,2005年に刊行された.新規約では,新WHO分類と同様に多くの腫瘍が新たに掲載されているばかりでなく,甲状腺細胞診の新しい報告様式についても言及している.
 この新分類の大きな変更点は,それまで乳頭癌の低分化型,濾胞癌の低分化型とされていたものが低分化癌として一つにまとめられたことである.つまり乳頭癌や濾胞癌は高分化型のみを意味することになった.このような時期には,新分類にしたがった詳しい解説書,あるいは実践的なアトラスの刊行が待ち望まれるのは当然の成り行きであろう.なお,私ごとではあるが,WHO分類と取扱い規約の両方の刊行に携わることができたのは欣快の至りである.
 小生が隈病院へ赴任したのは2006年4月である.まもなく,本書の共著者である横澤先生から,新規約に沿った甲状腺アトラスを出版したいので症例の提供をお願いしたいとの申し出があり,軽い気持ちでお受けすることにした.  しかし,いざ始めてみると大変な作業であり,多くの方々の協力を仰ぐことになった.特に,総合検査部の森田新二技師長には症例の抽出,エコー像の選択と解説を丸投げでお願いし,感謝の念に耐えない.また,超音波検査室の方々には忙しい日常業務のなか鮮明なエコー画像と詳細なシェーマを電子カルテに記載して頂き,本書の水準の高さは彼らの功績によるものが大であることを力説したい.
 このアトラスにはエコー画像に加えて,肉眼・組織像がふんだんに掲載されている.読者の多くは臨床医もしくは超音波検査士の方々であり,それらの所見には馴染みが薄いかもしれないが,ぜひ通読して頂きたい.私自身,エコーガイド下穿刺吸引を行うときに病理学的な知識が参考になることが多く,多角的に病変を見つめることが自分本来の分野のスキルアップに欠かせないと信じている.
 <以下略>

2007年4月 隈病院 病理細胞診断部 廣川 満良

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目次

第1章 甲状腺の解剖
 甲状腺摘出標本
 甲状腺の位置
 異所性甲状腺
 甲状腺の解剖
 甲状腺のリンパ節
 甲状腺の神経系
 甲状腺の生理と病態
第2章 甲状腺超音波検査
 超音波検査
 超音波検査の体位
 超音波画像の表示法
 超音波検査機器
 超音波検査の特徴
 典型例
 エコーガイド下細胞診
 PEIT施行例
第3章 甲状腺腫瘍
 甲状腺腫瘍の組織学的分類
 エコー所見のクラス分類(USC)
 良性腫瘍
 悪性腫瘍
 その他の腫瘍
 腫瘍様病変
第4章 Basedow病
 Basedow病
第5章 炎症性甲状腺疾患
 亜急性甲状腺炎
 慢性甲状腺炎(橋本病)
 無痛性甲状腺炎
第6章 副甲状腺(上皮小体)
 剖検例からみた副甲状腺
 副甲状腺の超音波検査
 病的副甲状腺超音波画像の典型例
第7章 頸部その他

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■Y.M.様 30代男性(臨床検査技師)
 超音波だけでなく病理組織についても載ってあり,対比できて良いと思います.

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超音波 > 体表臓器


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